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表面処理分野
防食溶射鉄蓋

防食溶射鉄蓋      ANTICORROSION MANHOLE

 現在、下水道普及率は60%を越え、その試算規模は現在の評価額で100兆円になっていると言われています。この 高額な資産を後世に引き継いでゆかなくてはなりません。下水道構造物はその大半が鉄とコンクリートで構成され、その 耐久性が今後の資産価値を左右するものと考えられます。下水道構造物は他の構造物に比較し、非常に厳しい腐食環境 にあります。そのためあらかじめ腐食対策を講じておかないと、後々の施設の保全や管理に大きな禍根を残すことになり兼ねません。 例えば、温泉地・工業地帯・海岸沿岸部・下水処理施設などの環境に設置されるマンホール鉄蓋は、通 常の鉄蓋よりも腐食が早く進行します。そういった環境では腐食によって鉄蓋と受枠が固着し、開閉が困難になったり、鉄 蓋の浮き上がりによる走行車両の妨げ、ガタツキ騒音の原因となることや鉄蓋自体の肉厚減少による強度低下、金具の 破損や欠落などの機能低下が早期に発生しています。このような環境に設置されるマンホール鉄蓋に対し、当社は長年 の研究と実績により高い防食性を有する「防食溶射技術」をご提供いたします。

鉄蓋の腐食 溶射による防食効果 鉄蓋への最適化溶射材料と封孔材の選定 腐食環境における防食溶射鉄蓋の適用実施例

 腐食は我々の生活においてもっとも身近で一番の
敵です。材料の腐食は景観のみならず、強度劣化に
より我々の安全をも脅かすものです。
我々の周りをみても、鉄製品は、橋梁、タンク、ビ
ル建物などの大型構造物から、自動車、配管、ガー
ドレール、工具等に至るあらゆる物に使用されてい
ます。元来、鉄は表面が酸化すると赤錆が発生しま
すが、これが内部の腐食を抑制する酸化物となるの
です。しかしながら、海水中の塩素や重工業地帯や
自動車から排出されるSOx、さらに温泉地区や下水
から発生するH2S(硫化水素)が強酸であるH2SO4
(硫酸)に変化し、鉄を激しく腐食させます。した
がって、これらの地域においては、防食は不可欠な
ものとなるのです。

鉄蓋の腐食要素

 溶射皮膜と塗装を併用した防食法は優れた防食性
能を示し、重防食法の一つとして広い方面で利用さ
れています。溶射皮膜は多孔質及び複雑な表面に封
孔剤(塗料)を塗布すると、皮膜中の孔に封孔剤が
浸透し、アンカーが皮膜層全面にわたって生じます。
そして粒子間の結合もよくなり密着性が向上します。
すなわち素地は皮膜と封孔剤層により完全に環境か
ら遮断され、そして素地は常にフレッシュさを保つ
ことができます。そして封孔剤層も皮膜上に無数の
凹凸を有するため浮き上がりを生じることはありま
せん。
もし外力によって封孔剤層が傷つき、皮膜を通して
基材まで傷付けられたとしても、その皮膜が亜鉛、
アルミニウム溶射皮膜のように基材より負の電位皮
膜であれば保護されます。また、溶射法がメッキ法
と大きく違う点は、膜厚にあります。寿命と膜厚は
凡そ比例関係にあり、厚膜ほど錆発生までの時間が
長くなります。メッキ法の膜厚はせいぜい50~100μ
ですが、溶射法は数百μは可能となります。従って、
メッキ法に対し長寿命が期待されるのです。

重工業地帯における経年重量変化データ

 環境の違いで適正材料選択

【アルカリ性雰囲気】
●アルミに対し亜鉛の方が、
 腐食量は小さく、適正

【酸性雰囲気】
●亜鉛に対しアルミの方が、
 腐食量は小さく、適正

亜鉛及びアルミニウム腐食速度とpHの関係

溶射皮膜

亜鉛及びアルミニウム腐食速度 溶射皮膜 耐食性 塩水噴霧試験による腐食加速試験結果

酸環境における各種材料防食性能比較

塩害環境における各種材料防食性能比較

塩水噴霧試験による腐食加速試験結果

AlMgやZnMgは赤錆発生時間で

比較した場合、亜鉛めっきの10

倍以上経過しても赤錆が発生し

ません。

●Ni-Cr溶射+塩ビ系樹脂封孔
●Ni-Cr溶射+塩ビ系樹脂封孔
●Al、Al合金溶射+塩ビ系樹脂封孔
●Zn-Mg溶射+塩ビ系樹脂封孔
●Al合金溶射+塩ビ系樹脂封孔

■腐食環境における鉄蓋

 海岸沿岸部・温泉地域・工業地帯・下水処理施設に設置される鉄蓋は塩害や腐食ガスにさらされ一般の鉄蓋よりも
腐食が早く進行し、早期の取り換えが必要となります。このような腐食環境における鉄蓋の長寿命化対策として防食
溶射鉄蓋をご提案致します。

■腐食環境における鉄蓋の事例

●硫化水素による腐食/蓋裏面

蓋裏面の腐食 受枠嵌めあい部の腐食 金具部分の腐食 固着蓋の取換え工事 固着した鉄蓋の外観 鱗状に錆びが成長し欠落

●塩害による腐食/蓋裏面

蓋裏面の腐食

受枠嵌めあい部の腐食

金具部分の腐食

固着蓋の取換え工事

固着した鉄蓋の外観

鱗状に錆びが成長し欠落

■防食溶射による効果

設置3年経過した防食溶射鉄蓋(表面) 設置3年経過した防食溶射鉄蓋(裏表面) 蝶番・ロック金具への防食溶射も有効

設置3年経過した防食溶射鉄蓋

表面・裏面とも施工部には赤錆発生なし

蝶番・ロック金具への防食溶射も有効

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